三浦家文書を修復に出しました

 岡山大学附属図書館です。

 先日、三浦家文書を専門の業者さんに修復に出しました。
当初は10点程度お願いする予定でしたが、諸々の制約のため
1点だけお願いすることになりました。

 来年2月頃には綺麗に修復されて返ってくる予定です。

三浦家文書の検索について

 岡山大学附属図書館です。
 
 三浦家文書の検索システムが形になってきましたので
ご紹介します。
①最初の画面イメージ。全ての文書のサムネイルが表示されます

画面左に検索窓がありキーを入力します

「種類」以下の項目で絞り込みを行う
 ・種類 「原本」「原本+翻刻」「翻刻
 ・区分 「総記」「絵図」
 ・「付紙」の「ある」「なし」  などで絞り込みます

②原本、原本+翻刻翻刻でデータをソートした画面です

③資料番号「A59」を表示しています。画面右側にメタデータを表示

④③の画像をダブルクリックして画像を拡大表示した画面です

表示サンプル

岡山大学附属図書館です。
 翻刻作業は4つの文書について終了し、現在外字登録の作業などが
進められています。

 又、翻刻データがある文書の表示サンプルについて業者さんから
画像をいただきましたのでご紹介します。左頁が画像データ、右頁
翻刻データです。

貴重資料委員会、翻刻作業などについて

岡山大学附属図書館です。
 7月初めに開催した貴重資料委員会において「三浦家文書デジタル・ギャラリー(仮称)」構築
について協議が行われました。そこでは、システムの仕様書や、翻刻事業の進め方などが審議され、
システムの仕様書が承認されるとともに翻刻事業については次のように進めることが承認されました。

 翻刻の進め方
  1.真庭市ボランティアグループによる翻刻作業
  2.真庭市教育委員会担当者による校訂
  3.岡山大学による校訂
   3.1 社会文化科学研究科大学院生による照合等の作業(夏休み期間中)
     ・2の翻刻データと画像を照合し、明らかな間違いは明示して修正し、疑問点の
      ある箇所を明示
     ・画像データの改ページ箇所を翻刻データに明示
   3.2 岡山大学貴重資料委員会委員(教員)による確認、修正
      疑問点のある箇所を確認し、必要に応じて修正する

 7月18日(水)に、「三浦家文書デジタル・ギャラリー(仮称)構築」作業を行う業者さんが
決まりました。8月から本格的に作業に入る予定です。

 三浦家は美作国勝山藩(現在の岡山県真庭市)の藩主でしたが、現在の勝山については
以下のホームページに紹介があります。

 真庭市観光連盟ホームページ (「まにわおすすめスポット」の「勝山」から)
 → http://www.e-maniwa.net/
 
 三浦邸について → http://cms.top-page.jp/p/maniwa/3/3/28/

はじめまして

 はじめまして、岡山大学附属図書館です。

 このたび、図書館振興財団の助成を頂き、「三浦家文書デジタル・ギャラリー(仮称)構築」
事業を行うことになりました。
 このブログでは、随時事業経過をご報告いたします。

 今回は、岡山大学附属図書館が所蔵する「三浦家文書」について簡単にご紹介します。
 「三浦家文書」は岡山大学附属図書館が所蔵する藩政資料の一つで、美作国勝山藩
(現在の岡山県真庭市)収蔵の藩政資料417点で、昭和33年に当館所蔵となりました。
岡山大学が所蔵するものの大半は「日録(元禄13年〜明治5年)」(主に江戸期の日記類)
です。
 平成20年度から附属図書館と真庭市教育委員会とで共同で三浦家文書の電子化を行い、
既に150点が電子化されています。
 今回の事業では、電子化されたデータを電子書籍データに変換し、インターネット公開
サイトを構築する予定です。

 今後ともよろしくお願いいたします。